フィリピンでは、2025年までにカジノ運営の民営化に向けた動きが進行しています。
これからの動きは米国政府の支援を受けていることもあり、世界平均の成長率を上回る8.8％の年間成長率が見込まれています。
カジノ業界の成長によりフィリピンのGDPへの貢献などに貢献する見込みになっています。
この記事ではこれから大幅に成長するフィリピンのカジノ業界について解説します。
他にもフィリピンに渡航するさいに訪れるべきおすすめカジノスポットも合わせて紹介します。
目次
フィリピン政府管轄のカジノ公社が民営化へ
フィリピンでは、政府が管轄するフィリピン娯楽・ゲーミング公社（PAGCOR/パグコー）がカジノ運営を行っていますが、現在、民営化の準備が進行中です。
具体的には、事業評価鑑定を行い、入札価格を設定し、2025年までに資産を売却する予定です。
PAGCORは、カジノ運営業務と規制を分離し、完全な規制機関として機能する計画です。
この変更により、公平な競争環境を整え、ゲーム業界のプレーヤーの成長と持続可能性を確保することが目指されています。
成長率予測が高水準、政府支援が業界成長を後押し
フィリピンのBPO（IT-BPM）業界は、米国の外部委託企業と政府の支援を受け、年末までに350億ドルの収益を達成する見込みになっています。
年間成長率は7.7％の世界平均を上回る8.8％になる予測です。
GDPへの貢献率も増加し、昨年の7％から8.4％に。
フィリピンのIT-BPMセクターは、フルタイム従業員数が増加し、現在170万人に達しています。また、政府のリモートワーク支援策が業界の成長に寄与しており、今後2年間でさらなる雇用創出が期待されています。
懸念点は「ペソ安」の対処法
ペソは新興市場の中で最も弱い通貨の一つとして下落しており、原油価格の上昇や米国の利上げ憶測に影響を受けています。
そのため、フィリピンの中央銀行総裁は、為替レートが1ドル57ペソを超えないように市場介入を検討しているとのこと。
ペソのサポートレベルは1ドル57ペソであり、中央銀行はこれを維持し、過度な下落を防ぐために介入しています。
カジノ産業に遅れをとる日本のIR計画の原因
日本においてIR計画は難航しています。それは、度重なるIR大手の撤退や横浜市長選における自民党の変わりようなど、国が当初想定したシナリオとは異なる方向に進んでいるからです。
その理由としては以下の2つの原因が考えられます。
1つ目がコンプライアンス面での決定の難しさがあげられます。
国による計画設計の大きな柱は、カジノ収益に対する高い税率やジャンケット業務の一部禁止、入場時のマイナンバーカード提示などの規制です。入場者のバックグラウンドなどのチェックも非常に厳しいです。
2つ目は、日本のIRの区域認定期間は初めは開発期間を含めて10年、その後は5年に設定されています。企業にとっては、投資回収に必要な事業期間が保障されていないため、大規模な投資のメリットがありません。
そのため、フィリピンのように民間企業がカジノ業界を担う仕組みになりづらいことが考えられます。
おすすめのフィリピンカジノスポット9選
この章ではフィリピンでカジノをする際におすすめのスポットを紹介します。
マニラ（Manila）のカジノ4選
マニラはフィリピンで最も有名なカジノ地域の一つであり、多くのカジノ施設が存在します。マニラの主要なカジノについて以下に説明します。
リゾーツワールド マニラ
マニラ国際空港の近くに位置するリゾーツワールドマニラは、フィリピンで最大かつ最も有名な統合型リゾートの一つです。
カジノのほかにも、ホテル、レストラン、バー、ショッピングセンター、エンターテイメント施設などが一体となっています。
カジノ内ではブラックジャック、ルーレット、バカラ、ポーカーなどのテーブルゲームや多数のスロットマシンを楽しむことができます。
シティ オブ ドリームス マニラ
シティ オブ ドリームスは、マニラベイエリアにある統合型リゾートです。カジノ内では、バラエティ豊かなカジノゲームとスロットマシンが提供されており、高級ホテル、ダイニング、ショッピング、ナイトクラブなども楽しむことができます。
ソレア リゾート アンド カジノ
ソレアは、マニラベイエリアにある5つ星のリゾートとカジノで、多くの訪問者に人気です。カジノは幅広いゲームとスロットマシンを提供し、高級な施設とレストランでゲストをもてなします。
オカダ マニラ
オカダマニラは、エンターテイメントと高級リゾート体験を提供する巨大な統合型リゾートです。
カジノは広大で、多くのゲームオプションが用意されています。
ホテル、レストラン、プール、ショッピング、ライブエンターテイメントも楽しむことができます。
これらのカジノは、マニラの観光客やギャンブラーに向けて幅広いエンターテイメントとゲームオプションを提供しています。
サブイ ベイ（Subic Bay）のカジノ2選
サブイ ベイ（Subic Bay）はフィリピンのルソン島に位置する自然港で、かつてはアメリカ海軍の基地として使用されていましたが、現在は観光地として知られています。サブイベイ地域にはカジノ施設も存在しており、以下にその詳細を説明します。
ワイルド エーグル リゾート アンド カジノ
サブイ ベイにある主要なカジノの1つで、多くのギャンブルエンターテイメントオプションを提供しています。
スロットマシン、テーブルゲーム（ブラックジャック、ポーカー、ルーレットなど）、バー、レストランなどが備えられています。
ゴーヤ リゾート アンド カジノ
別のカジノ施設で、サブイ ベイの訪問者にカジノゲームやエンターテイメントを楽しむ機会を提供しています。このカジノでも多彩なゲームが楽しめます。
これらのカジノ施設では、定期的にエンターテイメントイベントが開催されることもあります。ライブ音楽、ショー、スペシャルイベントなど、訪問者に楽しい時間を提供するためのプログラムが用意されています。
サブイ ベイは美しい自然景観やビーチ、水上スポーツ、アウトドアアクティビティが楽しめる場所でもあります。カジノ以外にもリゾート内で楽しめるアクティビティが豊富です。
アクセスも、マニラから比較的簡単にアクセスできます。マニラからの車で数時間で到達でき、観光客にとってアクセスしやすい場所です。
セブ島（Cebu Island）のカジノ3選
セブ島はフィリピンの中でも観光地として非常に人気があり、リゾート施設やエンターテイメントが豊富にありますが、カジノの数は比較的限られています。以下にセブ島にあるカジノについての情報を提供します。
ウォーターフロント セブ シティ ホテル&カジノ
セブシティに位置するこのカジノは、セブ島で最も有名なカジノの一つです。さまざまなテーブルゲーム（ブラックジャック、ポーカー、ルーレットなど）やスロットマシンを楽しむことができます。
カジノのほかにも、レストラン、バー、ショップ、エンターテイメント施設が併設されており、一日中楽しむことができます。
セブ シティ マリオット ホテル & カジノ
このカジノは、セブシティに位置しており、カジノゲームやスロットマシンを楽しむことができます。ホテルの宿泊客や地元の訪問者に向けてサービスを提供しています。
カジノ フィリピーナ – セブ
カジノ フィリピーナはフィリピン全体に複数の支店があり、セブにも支店があります。ここでは様々なカジノゲームやスロットマシンを楽しむことができます。
セブ島のカジノは、リゾート地域に位置し、観光客や地元住民向けにエンターテイメントとギャンブルを提供しています。
ただし、ラスベガスやマカオなどの国際的なカジノハブと比べると、規模は小さく、特定のリゾートホテル内に設けられていることが一般的です。
まとめ
フィリピンでは、2025年までにカジノ運営の民営化が進行中で、米国政府の支援を受けて急速な成長が見込まれています。
しかし、ペソ安やコンプライアンスの厳格さなどの課題も存在し、成功には課題を克服する必要があります。
一方で、フィリピンにはおすすめのカジノスポットがあり、マニラのリゾーツワールドマニラやシティオブドリームスマニラ、ソレアリゾートアンドカジノ、オカダマニラなどが訪れる価値があるカジノ施設です。
海外でのカジノは複合施設も豪華な特徴があります。観光には最適なので、渡航されてみてはいかがでしょうか？
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