ポーカーのハンドレンジを解説
UPDATE:2021.09.10

ポーカーのハンドレンジを紹介!オープンレンジやコールレンジを徹底解説

ポーカー

ポーカーでは、適切なスターティングハンドレンジがセオリーとして決められています。

このスターティングハンドを守らないで適当にポットに参加し続けていたら、勝率の低い戦いを強いられ、たくさんのチップを失う可能性が高くなります。

また、ほぼすべてのポーカープレイヤーはレンジの概念を知っており、レンジ外の行動をしすぎるとエクスプロイト(弱点を突かれること)されて勝つことが難しくなってくるというわけです。

そこで本記事では、ポーカーの初級者、中級者向けに以下の項目に沿って解説していきます!

  • ポーカーの”ハンドレンジ”とは
  • オープンレイズをする際に意識するべきこと
  • ポジションごとのオーブンレンジ表一覧
  • コールレンジのイメージ
  • 読まれないレンジの構築方法

また、本記事では6MAXのノーリミットテキサスホールデムを基準に執筆しています。

ポーカーのハンドレンジとは

ポーカー ハンドレンジ
オープンレンジ表一覧までスキップ!

ハンドレンジというのは簡単に言うと”アクションから予想できるハンド郡”のことを指します。

どういうことかと言うと、例えばあなたはポーカーをしていてテーブル内で非常にタイト(強いハンドでしか参加しない人)なイメージが付いていたとします。

そんなあなたがプリフロップで急にオールインをしました。このとき他のプレイヤーは「ああ、この人タイトなのにオールインしてきたってことは相当強いハンド持っているな」と思うはずですよね。

他のプレイヤーはあなたが持っているハンドをAA、KK、QQのどれかだと予想し、JJをフォールドしました。

この場合でのあなたのオールインレンジはAA、KK、QQになります。ですが、あなたは心のなかで「よし!ブラフが効いた!本当は37のゴミハンドだったよ!」となっているかもしれません(笑)

このように、持っているだろうハンドを示すものが”ハンドレンジ”になるわけなのです。

ポーカーはハンドではなくレンジで勝負する」と言われている程レンジの概念は大事なので、まだ完璧に理解をしていない方や復習をしたい方は本記事で学んでいきましょう!

オープンレイズをする際に意識すべき2つのこと

ポーカー ハンドレンジ
オープンレンジ表一覧までスキップ!

ポーカーでオープンレイズをする際に何を意識すればいいのか、状況によってどの額をレイズするべきなのか、本章ではオープンレイズをする際の意識するべきポイントを2つ紹介していきます。

適切なオープンレイズ額は3BB!

ポーカー ハンドレンジ

ポーカーでオープンレイズをする際の適切なレイズ額は2.5BBから4BBまでとされています。

ポジションが悪いときは強めにオープンしたり、ポジションが良いときには弱めにオープンしたりと使い分けている方もいますが、「ポーカーを始めたばかりで自身がない!」という方は統一で3BBのオープンをすることをおすすめします。

また、たまに

このハンドはフロップ以降弱くなりそうだから強めにレイズ!

プレミアムハンドが来た!コールしてほしいから安めにベット
など、自分のハンドによってオープンレイズ額を変えている方もいますが、自分のハンドによってレイズ額を使い分けていると相手からハンドを読まれやすく、利益を上げることが難しくなっていきます。

なので、ポジションによって使い分けるならまだしも、ハンドによってオープンレイズ額を使い分けるのはできるだけやめましょう!
(敢えて、ハンドによってオープンレイズ額を使い分けて相手のリーディングを外し、大きくチップを取るという戦略もありますが、上級者でないと使いこなすのは難しいです!)

リンパ―がいる場合はレイズ額を上げよう!

ポーカー ハンドレンジ

オープンレイズというのは{プリフロップで前にレイズをした人がいない場合に自分が初めてレイズをすること}を指しますが、たまにリンプイン(BBにコールをすること)をする人がいて、オープンをしていいのか迷ってしまいますよね。

しかし、テキサスホールデムでリンプインというアクションは初心者が行う弱い主張とされていて、基本悪手と言われています。

よってリンプインをしているプレイヤーが前にいる場合は、その人がコールした1BB分をオープンのレイズ額に足しましょう。

3BBオープンの予定でリンプインが前に一人いた場合、4BBオープンをしていきましょう。(リンプインが2人いた場合は5BBオープン)

大体リンプインをするプレイヤーは初心者が多いので、ムキになって弱いハンドで4BBオープンにもコールしてきたりしますが、オープンした側からすれば期待値はプラスなので「しめしめ」と思っていいでしょう。

また、例外として意図的に罠をかけようとAAやKKでリンプインをする方もいるのでそのようなプレイヤーには十分気をつけましょう。

ポジションごとのオープンレンジ表一覧!

ポーカー ハンドレンジ

ポーカーではGTOという”どんな上手い人相手にも絶対搾取されない戦略”が存在します。

その戦略をもとに大体のオープンレイズのレンジが決められており、理論上では100%GTO推奨のレンジを守り、フロップ以降も正しいプレイをすればほぼ負けません。(世界のトッププロ相手でも)

大抵のポーカープレイヤーは、このオーブンレンジを基準に自分のレンジを構築しており、ポーカーをプレイするうえで最初に勉強するべき重要な要素の一つとなっているわけですね。

もちろんオープンレンジはポジションごとに変わっていくので、本章ではポジションごとによるオーブンレンジ表を紹介していきます。

また、ポジションごとにレンジが変わる仕組みがわからない方や、ポジションの優位性を学びたいという方は以下の記事にて詳しく記載されていますので、ご覧ください!

UTGのオーブンレンジ表

ポーカー ハンドレンジ
(赤はレイズ、白はフォールドを表しています。また、右上半分がスーテッド、左下半分がオフスーテッドを表しています。)

UTGは一番不利なポジションのため、基本的にレンジは狭くオープンしていきましょう。

Axのスーテッドは全て、KxのスーテッドはK9+です。また、ポケットは55+になっています。

HJのオーブンレンジ表

ポーカー ハンドレンジ
(赤はレイズ、白はフォールドを表しています。また、右上半分がスーテッド、左下半分がオフスーテッドを表しています。)

HJはUTGのレンジとほぼ一緒ですが、ポケットが44+になっています。

COのオーブンレンジ表

ポーカー ハンドレンジ
(赤はレイズ、白はフォールドを表しています。また、右上半分がスーテッド、左下半分がオフスーテッドを表しています。)

COはポジションが比較的いいので、KxスーテッドがK6s+になり、78sや67sなどスーテッドコネクターが含まれます。

また、ポケットは22+になります。

BTNのオーブンレンジ表

ポーカー ハンドレンジ
(赤はレイズ、白はフォールドを表しています。また、右上半分がスーテッド、左下半分がオフスーテッドを表しています。)

BTNは最強のポジションなので、UTGやHJに比べかなりレンジが広がります。

Kxスーテッドが全て、QxスーテッドがQ5s+になり、スーテッドギャッパーも含まれます。

また、AxオフスーテッドがA4o+になっています、

SBのオーブンレンジ表

ポーカー ハンドレンジ
(赤はレイズ、白はフォールド、緑はコールを表しています。また、右上半分がスーテッド、左下半分がオフスーテッドを表しています。)

SBはブラインドの半分をポットに投じているため、広いハンドでコールやレイズが可能になります。

ブラインドヘッズ(BBvsSB)は難しいと言われているので、覚えるまでは上記画像を見てオーブンしていきましょう。

スーテッドはほぼすべて参加できます。

また、強いハンドを敢えてコールに回すことで罠に仕掛けることも推奨されています。

BBのオーブンレンジ表

BBは最後なので、オーブンレンジはありません!

しかし、リンプで回ったときは素直にチェックをして、フリーカードを貰いましょう!(ミドルポケット以上や、ランクの高いハンドは依然としてオープン可)

ドミられハンドはNG!コールレンジのイメージ

ポーカー ハンドレンジ

オーブンレンジの解説をしてきましたが、じゃあコールレンジはどうすればいいのでしょうか。

コールレンジはオーブンレンジと根本的に違い、投機的ハンドや比較的下のポケットなどが好ましいです。

なぜかというと、ドミネイトされていると高い確率で負けることになるからです。

コールレンジを守らないでチップを失う例↓

HJからA7oでUTGからのオープンにコールをしたとします。(普通はできません)

そして、フロップには
ポーカー ハンドレンジ
ポーカー ハンドレンジ
ポーカー ハンドレンジ
と出ました。

「やったAヒットだ!」と思いましたが、UTGのプレイヤーはポットベットをしてきました。

「こちとらAヒットやぞ!」と思いながらもコール。

ターンは
ポーカー ハンドレンジ
が出ました。

ラグでしたが、相手はまたもやポットベット。

「どうせブラフだ!もちろんコール!」とコールしました。

リバーには
ポーカー ハンドレンジ
が出ました。

またもやお互いのカードが進展していなさそうですが、相手はオールインしてきました。

「ブラフや!ラッキー!」とコールすると、

相手は
ポーカー ハンドレンジポーカー ハンドレンジ
をショーダウンし、私は全チップを失ってしまいました。

以上の例のように、ドミネイトされているハンドは非常にプレイが難しくなってしまいます。

コールレンジを守っていればこんなことにはなっていませんでしたね!

なので、最初のうちは独自のレンジを構築しつつもしっかりとドミネイトされにくいハンドでコールしていきましょう。

予想を外せ!読まれにくいレンジの構築方法

ポーカー ハンドレンジ

どのプレイヤーも独自のレンジを用いてポーカーをプレイしています。

プレイヤーによっては、ポケットを77以上からしか参加しないと決めている非常にタイトな人もいれば、ティルト(負け続きでプレイが乱れること)している初心者の方は72oでもフロップを見に行こうと参加するかもしれません。

しかし、重要なのは相手にハンドを読まれないことです。

ハンドを誤って読まれるとたくさんのチップを賭けてくれますし、ブラフにも簡単に降りてくれます。

そこで本章では、読まれないレンジを構築するためにできることを2つ紹介していきます。

レンジを単純化しない

ポーカー ハンドレンジ

自分である程度レンジを構築していくと、「この場面でこのポジションでこのハンドだから○倍にレイズ」や「このハンドでその額はコールできないからフォールド」など機械的になってしまうことがあります。

しかし、そのように単純化してしまうと同卓しているプレイヤーにハンドを読まれてバリューが取れなくなったり、ブラフが利かなくなったりしてしまいます。

なので、「このハンドはこの場面ではレイズもコールもアリだな、今回はレイズ」や「このハンドは10回に1回は3betを打とう」など自分のハンドレンジを単純ではなく複雑にしていきましょう。

状況によってはレンジ外の行動をする

ポーカー ハンドレンジ

ポーカーでは状況によってセオリー通りのプレイから離れてみることで、大きい利益を得られることができます。

例えば実際に僕がレンジ外の行動をされてチップを失った例を紹介します。

僕はCOで、
ポーカー ハンドレンジポーカー ハンドレンジ
。プレミアムハンドが来たのでオープンをしました。
するとSBから3betが来ましたが、ポジションがよく、フロップ以降相手のブラフを誘いたいのでコールをし、フロップには
ポーカー ハンドレンジポーカー ハンドレンジポーカー ハンドレンジ
。Aのセットで最強になりました。

そして相手はポットの半分をベット。ここはスロープレイを選択し、コール。

ターンにはポーカー ハンドレンジ
。これはレンジを考慮すると両者にとって進展のないカードですが、相手はポットの75%をベットしてきたので、AKorJJのスリーカードorクラブのフラドロと読み、3倍のレイズをしました。

すると相手は、スナップでオールイン。ここで、相手はJJかAxのクラブスーテッドと読み、スナップコール。

そしたら相手はなんとポーカー ハンドレンジポーカー ハンドレンジ
のストレートをショーダウンし、リバーはラグが出て僕は全チップを失ってしまいました。まさかストレートがツモッていたとは思いもしませんでした。

上記のような35oで3betするのは基本悪手ですが、一度ショーダウンしてしまえば、次からAAで3betをしても相手はあなたのことを信じずにたくさんチップを出してくれる可能性が上がります。

次に、AAをショーダウンすればきっと相手は、あなたのレンジが複雑すぎて一緒にプレイをしたくなくなります。(笑)

このように、たまにはレンジ外の行動をすることで、主張できるレンジが増えたりバリューベットにもコールしてくれたりといいことが増えます。

しかし、高頻度でレンジ外の行動をしていると逆に読まれやすくなるので、基本はレンジを守りつつ、たまにはレンジ外の行動をしてみましょう!

まとめ

以上、ポーカーのハンドレンジを解説してきましたが、オープンレンジやコールレンジはあくまで基準なので、自分なりにプレイ方法が固まってきたら独自のレンジを用いて相手を混乱させていきましょう!

冒頭でも触れた通り、レンジの概念を知らないと、いつまでたっても勝つことが難しくなります。

時には、「これブラフだろーなー、でもフロップは相手のレンジにものすごく合ってるしなー」という場面が訪れます。

しかし、無理にコールはせずにポットを譲ってしまいましょう。

ポーカーはハンドではなく、レンジでプレイしていくのです!

ポーカー